MEMBER03
どこまで先を見越して、
仕事に取り組むことができるか。
M.H
- 技術職
- 鉄道電気工事部門 送電線
2015年入社 / 産業理工学部 電気通信工学科卒
宮崎県出身。子どもの頃からものづくりが好きで、高校生の頃から機械や電気回路に興味を持つ。大学では電気通信工学科に進学し、太陽光に関する研究をしていた。日本電設工業入社後は、主に地中送電線の担当として工事の責任者を務める。
現在の仕事について
Q1.仕事内容を具体的に教えて
送電線の仕事は、発電所と変電所をつなぐ電線や鉄塔の新設、または地中に電線を通す管路を設置したりします。他の業種に比べて扱う電力が高く、それに伴い使用する電線の規模や重量が大きいことが特徴で、作業では大きな重機を使用しています。ちなみに私自身は、主に地中送電線を担当。送電線は約4~6㎞の長さで、取替工事では2~3年ほどかかるものもあります。具体的な仕事内容としては、まずはお客様との打ち合わせに参加し、地中の詳細な図面を作成。材料を発注し、現場では作業員全員が安全に施工できるよう注意喚起を行いながら進行状況を管理しています。また全体を通した施工管理も任されるなど、送電線工事に一貫して携わっています。自分で図面の作成や作業の段取りを行った工事が問題なく綺麗に施工できたときには、達成感がありますね。
Q2.この仕事のやりがいは?
この仕事をするうえで心がけていることは、ベテランの電工さんたちとの信頼関係を築いていくこと。電工さんたちと比較すると自分はまだまだ若く経験も浅いので、現場では多くのことを教えてもらっています。しかし、当然、管理する立場として、安全に考慮した的確な指示を出すことが仕事。最近ではアドバイスを求めてくる電工さんも増え、自らの成長を感じるとともに、やりがいも大きくなっています。
Q3.印象に残っている仕事は?
初めて自分で検討から発注まで行った材料が現場に届いたときには、何とも言えない感動がありました。1年目は研修で学び、2年目は現場で学び、3年目でついに材料の発注を任されることになったのです。材料の発注は、施工の基礎となるかなり重要な仕事。図面が引ければいいというわけではなく、現場の状況を想像して施工しやすいように材料を加工したり、工事全体の予算も考慮したりと気を配ることが多く求められます。そうして準備した材料が、現場でパズルのように上手く組み立てられた時には、これ以上ない喜びがあります。ただ、当時は先輩方も褒めてくれましたが、今思い返すともっとできることがあったのかなと思います。と言うのも、先輩方は1〜2年先を見越したり、トラブルが起きたときの補修方法まで考えたりしながら発注しているのです。この仕事は、自分もより先を、より広い視野で仕事ができるようになりたいと考えるきっかけになりました。
Q4.今後の目標は?
今は施工補助として工事に携わっていますが、今後はどんな現場でも対応できるようになりたいです。また一級電気施工管理技士の資格取得を目指しています。若いうちから一現場を任せてもらえるのは、当社ならではの魅力。現場経験に加えて、資格取得のための勉強にも力を入れていきたいですね。
学生時代・就職活動
Q5.学生時代に打ち込んだことは?
学生時代は、とにかくアルバイトに打ち込みました。工場での部品の組み立て作業ではものづくりの楽しさを実感しましたし、地元のスーパーのレジ打ちではさまざまな世代のお客様と接し世間話をすることも多く、就職活動の相談に乗ってもらったこともありました。違う世代の方々との会話を通じて、価値観が広がりましたね。
Q6.この会社に決めた理由は?
もともと電気関係の仕事に就きたいと思っていました。なかでも電車は子どもの頃から興味があったため、次第に鉄道工事に魅力を感じるようになりました。また友人の親戚が日本電設工業で働いていたことをきっかけに、当社に興味を持つように。最終的には、鉄道電気工事で国内トップの実績を誇っていることが決め手となり、入社することにしました。
ONE DAY
ある一日のスケジュール