MEMBER01
何事もなく終わることが、
この仕事の最大の喜び。
T.T
- 技術職
- 鉄道電気工事部門 電車線
2011年入社 / 理工学部 理工学科卒
茨城県出身。高校生の頃、将来は技術職に就きたいと思い、理系を選択する。大学では電気や機械について勉強。卒業後は日本電設工業に入社し、現場では電車線の工事指揮者として、課内では部下を指導する立場として後進の育成にも励んでいる。
現在の仕事について
Q1.仕事内容を具体的に教えて
現在は電車線の新設や修繕、改良などを行っています。近年では、効率よく送電できる電車線も開発され、摩耗した架線をその最新の電車線に張り替える改良工事も担当するように。どのような施工条件のもとでも常に綺麗に張れるかどうかが、腕の見せどころ。施工場所に関わらず、一定の品質を保てるよう意識しています。それから、この仕事をするうえで最も心がけていることは、作業員の安全を守ること。そのために事前の検討会で危険箇所や注意点を洗い出し、墜落や感電、触車などの事故を未然に防いでいきます。また現場ではわずかな不注意が大きな事故につながる可能性もあるため、安全帯を付けたり、作業工程を怠らないようにするなど、一つひとつの基本的な動作を守ってもらえるよう徹底しています。
Q2.この仕事のやりがいは?
施工が終わり、始発列車が何事もなく運行を開始したときには「今回の工事も無事に終わったんだな」と実感します。電車は通常運転が当たり前。この仕事は、その当たり前の日常をいかに守っていくかが試されています。責任の大きな仕事ではありますが、やはり人々の生活に欠かせないインフラに携われていることがやりがいにもなっています。
Q3.印象に残っている仕事は?
入社3年目に受け持った品川変電所のケーブル切替工事が印象に残っています。具体的には、100m先の変電所から架線までをつなぐケーブルのルート(4回線分)を新たに作るというもの。工事指揮者になりたての頃に担当したこともあり、経験も知識も足りず、周囲に迷惑をかけることが多々ありました。今でも鮮明に覚えているのは、施工に必要な材料を洗い出して発注したものの、工事直前になって材料の間違いが発覚したこと。メーカーや施工会社との信頼関係ができている上司に話をしてもらったことでなんとか事なきを得ましたが、上手くいかず悔しい思いをした仕事でもあります。それでも無事に竣工までこぎつけられたときはうれしく、さらに先輩社員や協力会社の方々とのネットワークがいかに大切かということを学ぶこともできました。
Q4.今後の目標は?
現在、入社して10年がたとうとしています。これまで先輩方に現場でたくさんのことを教わってきたぶん、これからは部下の育成にも力を入れていきたいと考えています。周りの状況を把握し、適切なアドバイスが出来る人間になりたいですね。また、どれだけ年次が上がっても、基本を忘れず、常に安全を第一に考えられるエキスパートでいたいです。
学生時代・就職活動
Q5.学生時代に打ち込んだことは?
文化祭実行委員会をやっていました。たとえば、アーティストやお笑い芸人を文化祭に招待したり、チケットを販売したり。ほかにも、提携している女子大の文化祭の手伝いで会場設営や警備などもしていました。みんなで一丸となって取り組んだ結果、大勢のお客さんが来てくれたときの達成感は、今の仕事の喜びにも通じるものがあります。
Q6.この会社に決めた理由は?
もともと人々の日常生活に欠かせないものに携わりたいと思い、インフラ関係の会社を志望していました。就職活動を進めるなかで鉄道のインフラ整備という仕事があることを知り、そのなかでも特に、多くの人の目に触れ、電車を動かすために必要な電車線の仕事に興味を持つようになりました。また当社のことを初めて知ったのは大学2年生の頃に参加した合同説明会だったのですが、その1年後にあらためて話を聞きに行ったときに社員の方が自分のことを覚えていてくれたため、ご縁を感じて入社を意識するようになりました。
ONE DAY
ある一日のスケジュール